NPO住宅110番では、少しで早い東北の復興を願い、
「東北の住まい再生」を被災地のみなさんにお届けしています。
今回の「東北のすまい再生第3号」では、震災から1年以上を経過しての住宅復興の動きを可能な限り取材しています。
阪神淡路大震災では震災後1年間での「住宅復興」は、30,000戸に上っていましたが、今回の東日本大震災では、1年経過後の「復興住宅」は被災3県で、3,000戸にとどまっています。そこで、これまでに住宅を復興させたみなさんの状況をお知らせすることが、これから復興させるみなさんの大きな参考になると考えました。
また、国の大きな「防災対策」としての高速道路整備状況、また高台集団移転などへの支援策の実際などの情報、「どのような住宅を建てるべきなのか」という側面から、地域の気候風土に根ざした「地域型住宅」の性能面での提案なども掲載しています。
各県版コーナーでは、実際に家を再建した事例の紹介や、各県の住宅支援策についての情報なども一覧的に網羅しています。
コンパクトにまとめた誌面で、被災されたみなさんの住宅再建のために必要な情報を詰め込んでいます。ぜひ、ご活用ください。
【発刊概要】
岩手版・宮城版・福島版:2012年6月25日発刊
配布場所:岩手・宮城・福島の各県窓口、各市町村窓口、各県コンビニエンスストアの「県の情報誌ラック」など
【主な内容】
特集/復興に向けた動き
・震災を乗り越えて生き残った木が力強くおおらかに支える家
・「ひとつ屋根の下」計画進行中!
・「復興道路・復興支援道路」の整備について(東北地方整備局 道路部)
・住まい再生のための取り組み(東北地方整備局 都市・住宅整備課)
・地域の特性を生かした省CO2型復興住宅の環境設計(東北フォーラム)
・調査やアンケート結果に見る 仮設住宅での居住環境
・新住協の高断熱な家 Q1.0住宅のすすめ
・NEXT TOWN設立「東北復興のために我々ができること」
・「地域型復興住宅」が始動
・資金面から考える、住まいの復興(住宅金融支援機構)
<各県版~宮城版>
・宮城の家づくり 被災者の声~これからの希望と願い~
再生住宅実例
・コラム:ヒートショック予防/住宅性能を高めることでできること
・宮城県の取り組み
・宮城県からの情報
<各県版~岩手版>
・岩手の家づくり 再生住宅実例
・コラム:結露と住環境/応急仮設住宅からみた湿気問題
・岩手県の取り組み
・岩手県からの情報
<各県版~福島版>
・福島の家づくり 再生住宅実例
・コラム:ゆっくり時間をかけてつくる自然を生かした住まいと暮らし
・福島県の取り組み
・福島県からの情報
【お問い合わせ先】
NPO住宅110番/住宅雑誌Replan東北
TEL:022-292-0130(仙台) 011-641-7855(札幌)