国土交通省住宅局HPに、応急危険度判定の速報が日を追って掲載されています。
この応急危険度判定とは、
被災した市町村に設置された災害対策本部からの要請によって実施される。
大規模災害発生である大地震や余震により被災した建築物を調べ、
その後に発生するさらなる余震などによる倒壊の危険性、外壁、看板や窓ガラスなどの落下、付属設備・機器の転倒・落下などの応急危険度判定を行う。
人命にかかわる二次的災害を防止する判定を行う。
その際、応急危険度判定士は、ボランティアとして
建築物の被災状況の応急危険度判定をおこなう。
なお、応急危険度判定は、判定士が2人1組となって、建築物の外観を目視し行う。
判定後、「調査済」、「要注意」、「危険」のうちのどれかを
見やすい箇所を判定した建築物に掲示し、
居住者をはじめとした一般人に状況を知らせる。
なお、「危険」が出た場合は立入禁止となる。
という制度。
その速報、3月26日現在の状況は、以下の通り。
このホームページに該当する東北地域では、
岩手、宮城、福島各県で、合計4575戸の建物が「危険」と判断されています。
要注意は、6375軒という状況です。
ただし、岩手県では沿岸地域などはまったく手つかずの状況のようです。