仙台の事務所で大震災を体験したスタッフWataによる体験ルポです。
彼女は石巻在住で、ようやく一段落して、概ねのライフラインも復旧して、WEBの環境も整ってきたので、いろいろな情報を送ってきてくれています。
その様子を、ご紹介いたします。
2011年3月11日。
当日は、大地震で事務所内が一気にぐちゃぐちゃに。
落下してきた荷物が出口をふさいでいましたが、かき分けて表の駐車場へ避難。
連続する余震におびえながらも、社内から車のカギを探し出してエンジンをかけて、寒さをしのいでいました。その後、同僚スタッフAgaのお父さんが、ちょうどこの日、名取市で妹さんと過ごしていて、その帰りに会社事務所に迎えに来てくれて、そのまま塩竃の家に帰宅しました。
わたしは、石巻の家に帰宅するにも仙石線がストップしていて無理だし、仙台市内が停電になって車で帰るにも、危険が予測されたので、会社近くの避難所にて一夜を過ごしました。
一方、主人はちょうどそのとき、女川で被災。地震後、津波が押し寄せる中、なんとか、鉄筋コンクリート建物に避難して、無事でした。救助を2日間待ち続けて、その後、ようやくにして石巻の自宅に帰還できました。写真は、女川を襲った津波の様子です。